【悲惨】仲の悪い兄に彼女と歩いてるのを見られた・・そして突然振られることに・・その理由が・・・

性格が悪くて仲の悪いが社交的で華やかな兄に比べ勉強以外は兄にかなう事がなく内向的な投稿者男性。大学の時に初めての彼女ができる。その彼女と歩いているところを兄にみられてしまった・・。そして1か月後に彼女から突然の別れ・・・その理由とは・・・

一歳年上の、あまり仲が良くない、というか、お互いの関係は最悪な兄貴がいる。
要領悪い俺とはあんまり似てなくて、人たらしで外面がいいタイプの兄貴。

外見もいいからモテるけど、かなり女癖が悪い。
性格も悪くて、常に人を下に見て、自分が勝ってないと気がすまないタイプ。

俺は勉強くらいしか取り柄が無くて、成績だけは兄貴に勝ってたけど、兄貴はセンター試験でたまたま調子が良くて、志望大学より上の偏差値の、地元の大学に通うことに。

そして、俺はセンターの調子が悪くて、志望大学に通らなさそうだったから、結局無理なく通える地元の、兄貴と同じ大学に通うことになった。

それで俺のコンプレックスが刺激されて、ますます兄弟仲が悪くなった。
大学では話さなかったし、家でも特に仲良く話すってことはなかった。

二年の時に、彼女が出来た。


雪美って珍しい名前で、俺にはもったいないくらい、色白で可愛いタイプ。

ほんの少しだけ髪は茶色がかってて(後で聞いたら地毛らしかった)、一年下で、だけど人懐っこくて。
その時の俺は、あんまり誰かと付き合うとか、女の子を口説くとか苦手で、一緒にいても楽しくなかったと思う。

別の大学だけど、近くのファミレスでバイトしてる雪美を見て一目惚れして、必死に通った。
下手すればストーカー扱いだったけど、なんとか一生懸命口説いた。

ただ、一度雪美と一緒に歩いてるところ、兄貴に見られた。
狭い町だったから、しょうがないけど。

帰ったら兄貴が、珍しく話しかけてきた。

「お前の彼女? あのファミレスの子だろ?」

「…………そうだけど、それが?」

「いや、別に。モテないお前が、上手くやったもんだなって思って」
かちんと来たけど、兄貴の言うとおりだからスルーしておいた。

だけど、それから一ヵ月後、雪美に振られた。

「大事にしてくれるのは嬉しいけど……一緒にいるのが、ちょっとあんまり楽しくなくて……たぶん、もっと合う人が、お互いに見つかるよ」

みたいな感じで振られた。
しょうがないかなって思った、だけど、それから一ヵ月後……兄貴が雪美を家に連れてきた。

「あ、これ、俺の女」

「えっと……久しぶりだね、お邪魔します」

兄貴は勝ち誇った、からかうような顔で、雪美は気まずそうに、俺から目をそらした。
かなり内心、キレまくった。
仲が悪い俺をからかうために、優越感を味わうために、雪美を口説いたんだろう。
だけど、ここで暴れたり、家出て行ったら、兄貴に負け認めるようで嫌だった。

隣の部屋からは兄貴と雪美の話し声が聞こえてきて、気になって何も出来ないけど、出て行ったら負けだ、みたいに思えて、我慢した。
だけど、そのうちに……

「ぁっ……だめ……だって、隣の部屋にいるんでしょ?」

「関係ないって、今は俺の彼女だろ?」

俺への当て付けか、ただ面白がってるだけか、雪美にちょっかい出してるらしい。

「聞こえちゃうからっ、声出ちゃうからっ、だめですっ……」

薄い壁一枚隔ててるだけだから、聞こえてくる。

「な、雪美みたいに可愛い女と二人っきりでいたら、我慢なんて出来ないって」

「あっ……だめぇ……」

結局、雪美と付き合ってた期間は2か月くらいで、エッチはしてない。
なのに、兄貴は……それを考えると、情けなくて、コンプレックスが刺激されて、涙が出そうだった。

そして、二人がキスしたり、衣擦れの音が聞こえてくる。

「あん、もう……キスだけです……それ以外は、だめ。きゃっ……」

ばたばたと暴れたかと思うと、いきなり静かになって、
「はぁっ……はぁっ……んんっ……ぁっ……」
雪美の吐息が聞こえてきた。

しばらくそれが続いたかと思うと、兄貴が「ほら、そこに手、ついて、尻出せよ」って、雪美に命令する声。
その後……「ぁああああっ……はぁっ……はぁっ……」って、息を荒くした雪美の吐息が思い切り聞こえてきて、「ぱん、ぱん、ぱん、ぱん」って、リズミカルな、身体がぶつかる音が聞こえてくる。

「ほら、何されてるか説明してやれよ。○○に完璧に聞こえてるぜ?」

「今、はっ……バックからっ、○○の部屋にっ……手、ついてっ……後ろからっ……セックス、してて……ぁあああっ……」

完全に、いじめられるのを楽しんでる、女の声だった。
もう耐えられなくて、俺は逃げるように家を出て行った。

本気で惚れて、ついこの間まで自分と付き合ってくれてた女の子が隣の部屋でやられてて、
耐えられるはずなかった。
家を出てから、道端に何度も吐いて、胃がすっからかんになって。

数時間して帰ったときに、兄貴が「悪かったな」って言いながら勝ち誇った顔してて、
だけど、ここで殴りかかったら負けを認めると思って、必死になって耐えた。

雪美からは、「もし傷つけちゃったら、ごめんね、お兄さんとは別れたから」みたいなメールが来たけど、兄貴は雪美と付き合ってた訳じゃなく、ただ俺に優越感を感じたいだけの道具として使ってただけと思う。

……兄貴の目論見どおり、俺はプライドずたずたになった。
それから一人暮らし始めて、生きることっていうか、生活費稼ぐのに必死になって、兄貴のこと、雪美のことは忘れようとした。

けど、そう簡単にコンプレックスと、雪美が隣の部屋でやられてる声は、なかなか頭の中から消えてくれない。

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