※この体験談は約 3 分で読めます。
30代中盤、所帯持ち会社員の男です。
うちの妻と娘は珍しいことに誕生日が同じ日でして、毎年この日になると俺から二人へプレゼントを送るのが恒例となっていました。
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※この体験談は約 3 分で読めます。
30代中盤、所帯持ち会社員の男です。
うちの妻と娘は珍しいことに誕生日が同じ日でして、毎年この日になると俺から二人へプレゼントを送るのが恒例となっていました。
そして娘が6歳を迎えた昨年の誕生日、このことが原因で俺はある大失態をやらかしてしまったんです。
その日、残業もせずに早々と退社した俺は、百貨店や雑貨屋などを巡り妻と娘のプレゼントになりそうな物を探していました。
妻へのプレゼントは前もって決めていたのですぐ手に入ったのですが、娘のプレゼントについてはかなり悩みました。
うちの娘は女の子向けのアニメやゲームにあまり興味がなく、家の中ではお絵かきばかりしているような子供でして、イマイチ何を買ってあげればいいのかわからなかったんです。
色々な店を回って悩みに悩んだ末、最終的には「高級色鉛筆セット」という無難な選択に落ち着きました。
それから俺は二人のプレゼントをラッピングしてもらい、意気揚々と愛する家族の待つ自宅へと帰宅したのでした。
家に帰ると、リビングはすでに誕生日パーティーの装飾が施され、イチゴの乗ったホールケーキがテーブルの上にドドンと置かれていました。
いつもはわりと大人しい娘も、この日ばかりは嬉しそうにはしゃいでいます。
俺がスーツから部屋着に着替えてリビングに戻ると、妻も娘も集まってきて待ちに待った誕生日パーティーの開催となりました。
まぁパーティーとはいっても、実際は三人でいつもより少し豪華な夕食を食べるだけなんですけどね。
妻と娘がそれぞれケーキのロウソクを吹き消したあと、俺は例の誕生日プレゼントを持ってきました。
俺「はい!○○(娘の名前)に誕生日プレゼント!」
そう言って先程ラッピングして貰ったばかりのプレゼントを娘に渡しました。
娘は喜んでそれを受け取りましたが、それからすぐに不思議そうな顔をして俺にこう聞いてきたんです。
娘「あれー?ママのぶんはー?」
毎年ママと一緒にプレゼントを貰っていたのだから、娘がそのことを不思議に思うのも当然といえば当然です。
しかし…今年はどうしても、妻へのプレゼントを娘に見られるわけにはいかない理由があったんです。
俺「ママの分はね、○○が寝たあとにプレゼントします」
娘「えーなにそれーへんなのー」
俺「いいから早くプレゼント開けてみ?」
娘「うんーわかったー」
うまく誤魔化すことに成功した俺。
それから娘によってプレゼントのラッピングがビリビリと破かれていき…
中から先ほど考え抜いた末に購入した高級色鉛筆が…
…出てくるはずでした。
娘「…パパーこれなーにー?」
娘の手に握られていたもの…
それは妻の誕生日プレゼント用に買った…ピンク色の………バイブでした。
そう…俺はこのとき、妻にあとでこっそりあげようと思っていたプレゼントを、何の手違いか娘の方に渡してしまっていたのです…
俺「!? ○○ごめん!! これママの方のプレゼントだったわ!!」
そう言って慌てて娘からバイブを取り上げる俺。
娘「ねーそれなーにー?ねーってばー」
取り上げられたバイブに興味津々な娘…
俺が冷や汗ダラダラで何かいい言い訳はないかとを考えていると、同じく焦りの表情を浮かべていた妻がとっさにこんなことを口走ったんです。
妻「こっ、これはね!料理に使う道具なのよ!これでお鍋をかき混ぜるの!」
あながち嘘はついていないかもしれません…
まぁ実際にかき混ぜるのはお鍋じゃなくてお○んこなのですが…
娘「ふーん、そうなんだ」
そう言うと娘はバイブに対しての興味を完全に失い、俺から新たに与えられた本来のプレゼント…色鉛筆に夢中になっていました。
こうしてなんとか娘を誤魔化すことができたわけですが、その日の晩…俺が妻にこっ酷く叱られたのは言うまでもありません。
でも実はこのバイブ、元々は妻のリクエストで買ったものなんですよね…
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